隠岐の島の天然ガラス、黒曜石は、本当に黒々しています。
噴石は、普通重いですよね。
けれど、隠岐の島の溶岩は軽いんです。
なので、日本だけでなく世界から見ても、珍しいと思います。
圧や温度、地下にあった岩の種類など、様々な条件が重なり、色んな鉱物が新たに出来るのです。
個人的に感じる事ですが、黒曜石のほうは、実が良く詰まった感じがします。
ほんとここまで濃い濃い~のがよく出来ました。w
カスと言ったらあれですが、濃度の濃いの黒曜石と、それ以外の絞りカスみたいな軽い噴石に、見事に分かれていて面白いです。
この濃度の濃さは、芸術ですよ!!!
ほんと惚れ惚れするわ。
【美しい黒い石】と言うのは、この産地の黒曜石の為にある言葉でしょう。
どの黒曜石でも、同じ石器になれるかと言えば、質の高いものしか、役に立ちません。
実際、隠岐の島の黒曜石は、中国、新潟、四国まで運ばれていて、大変良質であった事の証です。(当時は、四国、九州は本州と陸続きでしたがね。)
遙か3万年前の古代の人たちが、矢じりにして長く愛用してきた質の良い黒曜石なのです。
石は記憶する生き物ですからね。(^-^)
隠岐の島の黒曜石は、地元の島にとどまらず、中国大陸にまで需要があった事も、当然記憶しています。
なので、自らが開花して活躍したので、そういう性格が強いです。
才能開花や、積極的な事に長けています。
魔除けだけじゃなく、隠岐の島産の黒曜石は、メンタルが強く頼もしいのです!!
こういう性格の石さんは、やるべきことがある方、目標に向かっているかたにもおススメです。
日本だけで言うと、70か所で黒曜石が採れていましたが、良質なのは、たったの6か所しかありませんでした。
中国地方では唯一の産地だったのもわかっています。
隠岐の島の黒曜石は、旧石器時代から、石器として使われてきました。
その石さんを、現在でも手にする事が出来るなんて、やっぱり石の世界は魅力的で飽きません♪
また、黒曜石は、産地で成分が違う為、調べれば、どこ産なのかわかるのも面白いです。
透明度のあるもの、黒々したもの、模様のあるもの、色々集めて行くと、石の性格も違うなあと思います。
産地でも効果が違うので、パワーストーンとしても、魅力のある石さんです。
まだまだ土器が使われる前の時代であり、石を砕いたりっして作った石器(まさに石の文化です)を使っていた時代。
古代にも、こだわりの強いクリエイターがいて、より品質の良い産地の黒曜石を求め、丈夫な矢じりで石器を作り、猟でも使用し、うん、やっぱり隠岐の島のがええなあと思っていた事でしょう。( *´艸`)
当時は輸出と言う言葉は無いはずですよね。w
大陸にも輸出したと言う事は、木を削って船(カヌーみたいな)を作ってでしょうから、その木を削るのにも黒曜石が使われたと思うと、現代まで、ずっと役に立ち続けている石さんではないですか♪(^^)
弥生時代から稲作が始まったのですから、それまでは木の実やドングリ、栗などを主食としてきたわけです。
料理以外にも、皮をなめして服にしたり、儀式に使われたり、黒曜石の道具は大活躍した事でしょう。
石さんたちは、大先輩なので、これからも色々な教えや守護を頂き、活用していきましょう!!