あれは~~、ミラノからベニスへ向かう列車での事じゃった。
向かい合う4人席。
相方が隣で、前はイタリア人二人。
辞書を片手に、会話がはずむ。
英語のNOは、イタリア語でもノーだけど、イタリアではノーを伸ばさず短く言う。
「ノ」こんな感じ。
相方の職業を知ると、急に尊敬の目線。
日本の技術者って、外国では尊敬されるのか。
イタリア人のコラードさんは製薬会社に勤めているとわかった。
「タ・ケ・ダ。。。なんちゃら。。。」
おおー武田薬品知ってるのね~。
あとは忘れたけど、他にも日本の薬の会社を知っていた。
旅先だもん、色々常備薬は持参していた。
鞄から、ケロリンの箱を出し、
コメカミを指さし、頭が痛いジェスチャーをした。
まあ、この箱ですからね。頭とわかるでしょう。
コラードさんは、興味津々で、( ☆∀☆)
今までの話とは明らかに違い、ケロリンの食いつきがとにかく凄かった。(○∀○)
なにかあったら困るので、全部はあげれないから、中身の一部を抜いて、
コラードさんへプレゼントした。
( ☆∀☆)コラードさん大喜び!!!
読めないであろう日本語の箱と、中の薬をまじまじと見ていた。
それからも、ジェスチャーいっぱいで、楽しく話していた。
「ベローナには行くのかい?」「いいや、ベニスで5泊するの。」
「ベローナいいよ!」のプッシュが凄かったんで、「ミラノに帰る時に寄るわ~。」っと言った。
ほんとに寄ったんだよ。駅からめっちゃ遠かったけど、歩いて、ロミオとジュリエットのバルコニーで写真も撮ったさ。w
行って良かった。w
( まあベニスでも色々オモロイ事がありましたが~、それはまた別の機会に?)
話してる途中に、なかなか通じない事が出て、私がケロリンの箱にボールペンで書こうとした瞬間
コラードさんが慌てて箱を手でガードし「ノ!ノッ!°д°)」
もう激しくガードで「ノーーー!!!」
「オォ!スクージ(ごめんなさい)。ヾ(≧д≦)b これはすでにレアな宝物だったね。」
コラードさんの、超お気にりに、落書きしてはいけませんね。w
その後のコラードさんは、どこかで日本人と会う機会があった時
「タ・ケ・ダ。。。ケ・ロ・リ・ン。。。なんちゃら~。」
「ケロリンを知ってるの!?」
な~んて盛り上がったかも知れない。w
きっとケロリンの箱を、今も大事にしてくれてると信じているのじゃっ。
チャオ!